このコーナーでは、パソコン初心者の方を対象にパソコンを利用してシナリオを書くための基礎知識やTipsを紹介します。
第三章 知っておいたほうがいいこと
この章では、パソコンを使ってシナリオを書くときに知っておきたい基礎的な知識を紹介します。
★環境による違いを考慮する。
執筆したシナリオを印刷し、紙の原稿として人に読んでもらう場合は問題ないのですがメール等でパソコンのデータとして渡した場合、その人が使用しているパソコンの環境によって、いろいろな問題点が出てきます。
1.等幅フォントとプロポーショナルフォント

上の図写真を見てください。
どこかおかしくないですか?
全ての行を20文字で改行させたはずなのに、行によって、改行位置が変っています。
これは、エディターの使用フォントをプロポーショナルフォントに設定しているからです。
プロポーショナルフォントとは、それぞれの文字固有の幅に合わせて1文字の幅を決めているフォントです。文字ごとに最適な幅を設定しているので、同じ文字数で改行しても、行ごとに幅のズレが生じてしまいます。
これに対して原稿用紙のように一文字の幅が固定されているものを等幅フォントといいます。
シナリオを書く場合は、MS ゴシック、MS 明朝 などの等幅フォントを使うようにしましょう。
MS Pゴシック、MS P明朝など、Pが付いているプロポーショナルフォントで書いて、改行位置を綺麗にそろえても読み手の環境が等幅フォントだったら、ずれが生じててしまうからです。
(注・前の章で使用したTeraPadは、等幅フォントしか使えないようになっていますので、フォント選びに迷う必要はありません)
2.機種依存文字
Windowsでしか使えない文字、Macでしか使えない特殊な文字があります。
それらの特殊文字を使用すると読み手の機種(OS)が違う場合、文字化けしてしまいます。
機種依存文字の情報は下記ページなどを参考にしてください。
http://www.fun-create.com/comic-net/guides/mojibake.html
また、半角カタカナも文字化けの原因になるので使わないでください。
3.拡張子
MACユーザーがWindowsユーザーにデータを渡す場合は、ファイル名の後ろに拡張子をつけてください。例えばファイル名が abc だったら、abc.txt という名前に変更してください。".txt"というのがテキストファイルの拡張子です。wordのファイルの場合は、".doc"が拡張子になります。
★禁則処理について
太郎「机の上においておいたパン知らないか
」
例えば、上の例のように文章を20行で折り返す設定にしておいたとき、句読点や括弧が次の行の頭に来てしまうことがあります。
原稿を書く決まりごととして、句読点や括弧が次の行頭に来てしまった場合は、下記のように前の行の行末にはみ出して書くことになっています。
太郎「机の上においておいたパン知らないか」
こういった決まりごとを自動的にやってくれるのが禁則処理です。
前章のTeraPadのオプション設定のところでも確認しましたがワープロソフトや著名なテキストエディターには、ほとんど禁則処理機能がついていますので、設定がオンになっていることを確認して使ってください。
★特殊な文字について
文中にダッシュやリーダーを使いたい時は、次の文字を使用してください。
ダッシュ ― (シフトJISコード815C)
リーダー … (シフトJISコード8163)
これらの文字は、IMEの文字一覧から探しだして、漢字辞書に登録しておくと便利です。
★縦書きについて
TeraPadなど、多くのテキストエディターは、縦書きが出来ません。
コンクールなどの応募に縦書き印刷しなければいけない場合は、Wordなどのワープロソフトに本文を貼り付け、縦書き設定にして印刷してください。
縦書きのできる縦書き機能のあるWindows用エディターには、以下のようなものがあります。
Word
一太郎
QXエディター
O's Editor(シナリオ執筆モードがあります)
WZエディター
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