シナリオを勉強するのに最適な書籍を紹介します。
……入門……
■「シナリオの基礎技術」新井一著 ダビッド社
最もポピュラーな入門書です。
原稿用紙の使い方に始まり、シナリオ独自の表現方法、構成法や発想法な
ど、一通りの基礎を学ぶことが出来ます。著者の新井一氏はシナリオ学校
の老舗というべきシナリオセンターを作り、多くのライターを育てました。
■「シナリオ作法48章」舟橋和郎著
数多くのシナリオを書いてきた著者がその経験の中から身につけた極意を
相撲の48手になぞらえわかりやすく解説してくれます。初心者向けです
がプロになっても手元に置いておきたい一冊です。
……プロの技やハートを盗む……
■「シナリオへの道」石森史郎著 映人社
ドラマというものに取り組む著者の姿勢がひしひしと伝わってくる本です。
シナリオ作法書の中では一番面白く、一気に読めてしまいます。ストー
リーを書くのではなくドラマを描くのだ、というテーマのもと、一つの
シーンをいかに面白く構築するかを実例をあげ、解説してくれます。
■「現代テレビドラマ作劇法」 岡本克己著 映人社
一通りの作劇法を解説していますが特に「葛藤」というテーマにページを
さいています。「葛藤」こそが、ドラマを面白くする一番重要な要素だか
らです。また「取材」についての講義は他書にあまりないので、参考にな
ります。知的な気分に浸れる本です。
……構成の仕方を身につける……
■「ドラマとは何か?」川邊一外著 映人社
ドラマというものを科学的に分析した画期的な著書です。弁証法の理論に
基づきながらドラマの仕組みを解き明かしてくれます。かなり難解ですが、
筆者は松竹シナリオ研究所で学んだ時、著者の川邊氏の講義を聞いて目
から鱗が落ちました。
■「別冊宝島144 シナリオ入門」宝島社
アメリカのシナリオ指導書の翻訳が掲載されています。さすが娯楽映画
の本場、アメリカの指導書だけあって構成方法が論理的かつ具体的に説
明されています。「ドラマとは何か」と一緒に読むとより理解が深まる
かと思います。
……古典……
■シナリオ構造論 野田高梧著 宝文館出版
昭和27年に発行され、シナリオ作家を志すものの入門書として長年に
わたって読みつがれてきた名著です。シナリオをまだ一本も書いたこと
がない人には難解ですが、一、二本書いてから読み返してみると、言わ
んとしていることがわかってくると思います。著者は小津映画の脚本を
書いている巨匠です。
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