4 立体感



頑張って背景や小物を描いたのに、どうもただの「絵」にしか見えない。
出版社に持って行って、編集さんに「キャラと背景のタッチが一緒だ」と言われたけど、
どこをどう直していいか分からない。
そんな時のちょっとしたコツをお教えしましょう
(偉そうに言ってるけど私も修行中)


箱における光と影

この箱にちょっとした小細工をして
質感を出しましょう。
影をつけてみると、結構簡単に立体感が出ます。
ただ、この箱の絵がマンガの原稿に描かれていても
周りとなじまなくて浮いてしまいます。
こういう風に影をつけるのではなく、これをちゃんと
箱に見せるにはどうしたら良いでしょう?


ペンで質感を表現する

どこが変わったか分かりますか?
線を描く時、影をつける時、トーンを貼る時、常に物体に光が
どの角度から当たっているのか考える必要があります。
光が当たっている所は明るく、当たらない所は暗くなるわけです。
線だけでそれを表現する場合、それを端的に描くのです。
左の箱は左手前から光が当たっていることとします。
オレンジ色の矢印部分は光が当たるため、明るく白っぽく見える所、
ピンクの矢印部分は地面(床)と接しており光が当たらず、暗く黒っぽく見える所です。
緑の矢印の線は、光が当たっているので、細い線で描いています。
(でもちょっとこれは大げさ)

トーンを貼って質感を表現する
同じ太さの線で形だけ取った所です。
もちろんこれではマンガの原稿としては難しい絵柄です。
光の当たる部分を細い線で、影になる部分を太く書き直したものです。
ソファの布地の部分に横線のトーンを貼りました。
(これを貼らずに、次の影のアミトーンだけでも十分です)
影になる所に、アミのトーンを貼りました。